作業ノート:口蹄疫「問題」
▽作業ノート:口蹄疫「問題」
▼口蹄疫拡大 一般車両も簡易消毒 15日から人吉市の国道221号 宮崎県からの入境対象〔2010年5月15日〕|西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/171720
▽「2010年5月15日 01:05」「宮崎県で家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)が拡大していることを受け、熊本県は〔5月〕15日午前9時半から、県境に近い人吉市大畑町の国道221号で、宮崎県側から人吉市に入る一般車両にも消毒措置を始める。畜産関係トラック向けの従来の噴霧消毒とは異なり、道路上に消毒液を浸したマットを敷き、徐行してもらう簡易型の消毒にする。一般車両への消毒措置は県内で初めて。/ 現地では、人吉市方面に向かう国道上で、一般車両向けの簡易消毒を行うほか、道路沿いのスペースで畜産関係トラックに噴霧器による消毒を継続。消毒措置には強制力がないため、協力を得られない車用のレーンも設ける。24時間態勢で誘導員を置く。」――「非協力車両レーン」の存在がこの国の体制の文民性を示す、のか。平和ボケと評する人もいようが。
▼赤松農水相外遊に「空白の一日」 (1/2ページ)|MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100521/plc1005212221025-n1.htm
▼東国原知事が「口蹄疫問題」でブチきれて退席しようとした記者会見全文と、「編集」された部分〔2010年05月21日〕|藤井誠二のブログ http://ameblo.jp/fujii-seiji/entry-10540456629.html
▼避難6頭 同じ畜舎に、「対応遅すぎ」指摘も〔2010年5月22日〕 :口蹄疫:ニュース特集:九州発|YOMIURI ONLINE http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20100519-313851/news/20100522-OYS1T00580.htm
▽「2010年5月22日 読売新聞」「宮崎県は、種牛の中でも貴重な6頭を緊急避難させた後も同じ畜舎で管理してきた。/ 県によると、感染した忠富士と残る5頭は、西都市の山奥の同じ仮設畜舎にいる。忠富士が神経質な性格のため、ほかの5頭との間には1頭分の空きスペースが設けられ、それぞれの種牛の間は高さ約3メートルの板で仕切られている。しかし、上部は吹き通しになっており、前後に壁はないという。/ 世話係や獣医師ら6人が、24時間態勢で健康状態をチェック。畜舎内では防護服を着て、手袋をはめて、入念な消毒作業も続けていたという。/ 記者会見で、農政水産部の高島俊一部長は、リスク分散を考えた管理を行うべきでは、との質問に対し、「牛同士が接しないようにはなっていた」と説明。また、一人の担当者が同時に複数の牛の世話をしないようにしたり、ふん尿が隣の牛がいるスペースに流れ込まないようにしたりしていたことを挙げ、「対策に万全を尽くした」と強調した。また、「避難させるのが遅かったのではないか」との質問には、同席した同部の押川延夫次長が「結果としてはそういうことになる」と話した。」
▼口蹄疫:民間種牛へのワクチン拒否/高鍋の農家「畜産界の財産、県と同じ」 - 毎日jp(毎日新聞) http://mainichi.jp/seibu/news/20100527sog00m040004000c.html
▼口蹄疫:宮崎県の種牛延命要望を批判 生産者全国組織〔2010年5月29日〕 - 毎日jp(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100530k0000m040028000c.html
▽「毎日新聞 2010年5月29日 19時02分(最終更新 5月29日19時51分)」「宮崎県で感染が広がる家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)問題で、肉牛と豚の生産者団体が〔2010年5月〕29日、東京都内で記者会見し、県の対応の遅さに抗議するとともに、東国原英夫知事が特例で助命を求めていた種牛49頭とスーパー種牛5頭の速やかな殺処分を求めた。/ 会見をしたのは全国肉牛事業協同組合(東京都港区)の山氏徹理事長と日本養豚協会(渋谷区)の志沢勝会長。両氏は、移動制限区域内の牛や豚がワクチン接種後、殺処分されることについて「生産者は全国の仲間を感染から守るため断腸の思いで犠牲になった」と強調。県が発生当初、消毒の徹底など対応を怠ったのが感染拡大の原因と指摘した上で、県が種牛の延命を国に特例で要望したことについて「犠牲を強いられた生産者に対する裏切り行為だ」と厳しく批判した。【野口由紀】」
▼殺処分回避を要請の種牛49頭の2頭が口蹄疫(読売新聞)〔2010年5月22日〕 - Yahoo!ニュース http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100528-OYT1T00401.htm
▽「(2010年5月28日12時04分 読売新聞)」「宮崎県の東国原英夫知事は〔2010年5月〕28日、県家畜改良事業団(宮崎県高鍋町)の種牛49頭のうち2頭が、口蹄疫(こうていえき)の症状を発症したことを明らかにした。/ 近く全頭を殺処分する。県の種牛は、経過観察中の主力級5頭のみとなる。/ 知事は、同日朝の県議会全員協議会で「緊急に入った情報」として、1頭が2日前に発熱し、その後よだれや鼻腔(びくう)内の水ほうなどの症状が出たことを明らかにした。もう1頭も発熱しているという。/ 知事は「症状は口蹄疫の典型的な症状で、近日中に殺処分したい。多くの畜産関係者から残してほしいと強い要望をいただいていた中で極めて残念」と述べた。/ 県によると、49頭は事業団の牛舎で飼育されている。飼育員が牛舎に入る際にはシャワーを浴びるなど厳重に管理していたという。/ 49頭は事業団で別の肥育牛が感染したため殺処分対象となった。知事は特例で殺処分を回避するよう国に求めていたが、〔2日前の〕27日に「(法律に従って)手順を追ってやらないといけない」と、殺処分する方針を示したばかりだった。」
▽――2日前の発熱を、口蹄疫の臨床症状と考えなかったのか。あるいは知事以下いずれかのレベルで情報を隠蔽していたのか。「厳重な管理」のもとで2日前に臨床症状を発したとすれば、OIEコードの潜伏期の規定に従うなら14日前(5月13日)に感染し、少なくとも5月26日前以前からウイルスを放散し続けていたのは確実ということになる。
▼49頭〔2010-05-28〕|東国原英夫オフィシャルブログ「そのまんま日記」by Ameba http://ameblo.jp/higashi-blog/entry-10547305709.html
▽「2010-05-28」「49頭/ 本日〔5月28日〕午前中、〔宮崎県〕家畜改良事業団の49頭の種雄牛の2頭に口蹄疫と見なされる症状が出たという報告があった。(26日に発熱があるとは聞いていたが)、一瞬、頭の中が真っ白になった。愕然とした。ショックである。」
▽――さすがに何かの誤記か? それとも本当に、知事は5月26日段階で種牛の発熱を知っていた(が、無視した)、ということか?
▼種牛の口蹄疫は1頭…宮崎県が「2頭」を修正〔2010年5月28日〕 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100528-OYT1T01029.htm
▽「(2010年5月28日22時30分 読売新聞)」「宮崎県は〔2010年5月〕28日、県家畜改良事業団(宮崎県高鍋町)の種牛49頭のうち1頭が、口蹄疫(こうていえき)の症状を発症したと発表した。/ 近く全頭殺処分する。県の種牛は経過観察中の主力級5頭のみとなった。東国原英夫知事は28日朝、「2頭が発症した」と発表したが、これを修正した。」「記者会見した岩崎充祐・家畜防疫対策監らによると、1頭は〔5月〕26日に発熱し、28日朝、よだれや鼻腔(びくう)内の水疱(すいほう)などの症状が出た。22日夕にも別の1頭が発熱したが、抗生物質を投与したところ、翌朝熱が下がり症状もなかった。このため、この1頭は口蹄疫ではないと判断した。/ 知事は28日朝、「口蹄疫の典型的な症状で、近日中に殺処分したい。多くの畜産関係者から残してほしいと要望をいただいていた中で極めて残念」と述べた。/ 49頭は、事業団の肥育牛が感染したため殺処分対象となった。知事は殺処分を回避するよう国に求めていたが、〔5月〕27日に殺処分する方針を示したばかりだった。」
▼種牛発熱を国に報告せず エース級の検査延長〔2010/05/29〕|47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052801000893.html
▽「2010/05/29 00:20 【共同通信】」「口蹄疫問題で、宮崎県の東国原英夫知事が特例での救済を国に要望していた種牛49頭中、感染が疑われる症状を示した1頭は〔2010年5月〕22日に発熱したが、国への報告をしていなかったことが28日、県などへの取材で分かった。」「また県は、西都市の仮設牛舎に特別措置で避難しているエース級の種牛5頭について、〔5月〕28日までを予定していた遺伝子検査を6月4日まで1週間延長すると明らかにした。潜伏期間を長めに考慮したという。」
▽「県によると、49頭のうちの1頭は22日に発熱したが、抗生物質を投与すると回復。別の1頭も26日に発熱し、28日朝、水疱やよだれなどの症状を確認、知事に報告した。/ 県は農水省に報告しておらず、同省が問い合わせて確認したという。/ 東国原知事は記者団に「(28日朝まで)報告を受けておらず、発熱があれば農水省に連絡する必要があるとは知らなかった」と説明。「症状をどう見るかは防疫員に任せており、発熱だけで報告すべきかは非常に難しい判断。今後の反省点、検証すべきことではある」と述べた。」
▼口蹄疫:FAOのマニュアル通りに動かなかった鳩山内閣〔2010-05-26〕|☆☆元銀行員の株日記☆☆BLOG(ブログ) http://ameblo.jp/sanntyan/entry-10545558585.html
▽2010-05-26 18:37:00付。OIE「Preparation of Foot-and-Mouth Disease Contingency Plans (口蹄疫非常事態計画の準備)」「家畜伝染病予防法」「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」を読んでいる、らしい。
▽「Responsibilities and command structures/ The country CVO (or equivalent, such as the Director of Veterinary Services [DVS]) should have overall technical responsibility for preparedness for and management of FMD emergencies. The appropriate government minister would of course be ultimately responsible.」 「責任と命令系統/ 国の獣医局長(CVO)が口蹄疫緊急事態に対する日頃の準備と実務に対する全体的な技術的責任を負うべきである。もちろん政府の担当大臣が最終的な責任を負う。」 「章の初っぱなから、ぶちかましてくれました。赤松、最終的な責任を負えよ〜。」 ――"ultimately responsible" とは何か。
▽「*A mechanism for cooperation among different ministries if necessary to control the disease (e.g. police, army, customs, wildlife, fire service, education, media and health). This cooperation usually necessitates the establishment of an interministerial committee.」「(2つめの*のみ訳)病気をコントロールするため必要に応じて警察、軍、税関、野生動物、消防、教育、報道、保健所など複数の省庁の協力を図るメカニズムを事前に準備計画しておくべきである。」
▽「> 責任と命令系統/ 国の獣医局長(CVO)が口蹄疫緊急事態に対する日頃の準備と実務に対する全体的な技術的責任を負うべきである。もちろん/ 「政府の担当大臣が最終的な責任を負う。」/ >病気をコントロールするため必要に応じて警察、軍、税関、野生動物、消防、教育、報道、保健所など複数の省庁の協力を図るメカニズムを事前に準備計画しておくべきである。」 「FAOのマニュアルの方が極めて合理的だよな。/ 日本のマニュアルがダメなところは、とにかく国の責任を棚にあげてしまっている点だ。/ あくまでおいらが読めたのは家畜伝染病予防法と口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針だけなので、もしかしたら実務のもっと詳細な大臣の責任もきちんと定められた実施マニュアルがあるのかもしれないが、予防法と防疫指針を見る限りは、ほんとに基本的に大半の権限が知事に付与されている。/ これは本来極めて合理的な仕組みである。/ 細々とした作業をやって行く上で、最も現場に近く、普段から情報に接しているのは地元であり、一々お上に了承を取っていたら緊急事態の時に対処が間に合わなくなってしまうからだ。/ だが、日本の法律と指針の最大の欠点は、現場である都道府県で対処出来なくなった時の引継について明確に規定されていない。」
▽「一方〔日本の〕口蹄疫防疫指針の方はもう少し大臣のやるべき事に踏み込んでいる。/ >(2)移動の制限等の規制は、法第32条第1項、第33条及び第34条の規定に基づき、都道府県知事が規則を定めて行うことを原則とするが、「制限が広範囲の地域に及ぶ場合等必要があるときは、」/ 「農林水産大臣が」/ 都道府県知事に対し、これらの規制措置を実施すべき旨を指示し、又は法第32条第2項の規定に基づき、自ら区域を指定し、家畜及びその死体等の移動を制限する。」「上記のように「制限が広範囲の地域に及ぶ場合」などになれば「農水大臣が」知事に指示を出すと言うようになっている。」 ――普通に考えて第一に想定されているのは被害が“都道府県を越える場合”、を指すだろう。
▽「そして赤松大臣は見事に責任逃れ出来るように作ってあった逃げ道に逃げ込み、法律通り、指針通りやっているから責任は無いと今まで強弁してきたのだろう。」
▽「これは完全にシステムが悪い。宮崎で検討し、どうにもならなくなってから要請され初めて国が検討を始める。こんなんだからタイムラグが必ず発生してしまう。/ これを防ぐのは簡単である。口蹄疫の問題の責任者は必ず国、農林水産大臣であるとまず決める、これだけである。/ 発生当初から例えば現地対策本部を作り、そこに副大臣なり政務官レベルが常駐して県と共同で協議し、対策に当たるようにしていたらもっとスピーディーに事は進んでただろう。/ 何故か予防法と防疫指針の通りにやっているのだから大臣に責任は無い、県知事の責任なんだと言うのがいるんだが、違う。そもそも大臣に責任が無いなどと言わせることが出来る法律及び指針が間違っているのだ。/ この辺りを根本から作り替えないと、100%今回と同じような悲惨な事態が何度も繰り返されるだろう。」 ――中央集権化のすすめ。
▼Togetter - まとめ「[口蹄疫]政府はFAOの派遣を断ったり批判されたりしたっていうデマ?」 http://togetter.com/li/24436
▽「「FAOが日本の口蹄疫対応を批判している」との情報がツイートされてるが事実ではないことを確認。FAOのHP或いは関係者のコメントもない。ツイッターであげられているネタ元は新華社英語版Webサイトの記事で私の見た限り中国語版には無く、明らかに国際社会に向けた対日非難デマ。/hideoharada 2010-05-26 12:48:35」
▽「多謝!FAOの性格上おかしいと思い、私もFAOのHPを確認したけど見当たりません。念のため担当者にも確認してツイートします。RT @medicalcat @hideoharada FAOが政府を非難と…その記事は中国の報道機関が書いた英文記事…。FAOのHPでは確認出来ません…/ hideoharada 2010-05-26 10:10:44」
▽「担当者によると5月中旬にリスク分析の専門家を送る用意があるとの提案があったが、防疫対応の真っ最中だったので、見送ったとのこと。 RT @nory0922 @hideoharada日本政府がローマのFAO本部からの受け入れ断ったと今日の新聞に載っていました。どうしてなのでしょう?/ hideoharada 2010-05-26 15:46:46」 「いえ、前回も時期を見てと言うことだったようです。 RT @nory0922 FAOからの口蹄疫専門家チームの派遣は今後も受け入れる方向ではないと? RT @hideoharada 担当者によると5月中旬にリスク分析の専門家を送る用意があるとの提案があったが、防疫対応の真っ最中/ hideoharada 2010-05-26 16:39:3」
▽「最初は共同で内容も正しいけど新華社は内容間違い。 RT @minakagami316 @hideoharada氏のツイートにもデマがふくまれていたのか。 RT @sasaq: @minakagami316 FAOの件。最初に報じたのは中国じゃなくて日本の共同通信です。/ hideoharada 2010-05-26 22:47:37」
▽共同通信(ローマ)――「ROME (Kyodo) -- Juan Lubroth, chief veterinary officer of the Food and Agriculture Organization of the United Nations, said Tuesday that the outbreak of foot-and-mouth disease in Japan's Miyazaki Prefecture is one of the biggest outbreaks among advanced nations over the past decade, following epidemics in Britain in 2001.〔中略〕 He suggested that it seems as if sufficient measures have not been taken to keep up with the development of the disease, while showing the FAO's readiness to dispatch experts to Japan to offer advice upon the request of the Japanese government.」
▽「〔共同通信記事の訳〕 彼(FAO首席獣医官ルブロス氏)は、病気の拡散の速さに措置が追いついていないように見えるとしたうえで日本政府の要求があればアドバイスをする専門家を日本に派遣する準備があることを提言した/ sasaq 2010-05-27 00:12:53」
▽新華網――「The Food and Agriculture Organization of the United Nations〔FAO〕, which is still awaiting an official request from the Japanese government for advice and support despite readying their experts to be deployed to Japan to assist, have slammed the Japanese government's inability to respond swiftly enough to effectively identify and take the necessary measures to counter the rampant disease.」
▽「〔新華網英文記事の〕直訳。機関の専門家を派遣し助言する用意があり日本政府からの要請を待っているFAOは、日本政府が充分迅速に効果的に識別し蔓延した疾病に対抗する有効な手段について無力だと酷評〔slammed〕した。ってなところでしょうか。確かに共同よりかなり手厳しいですね/ sasaq 2010-05-27 00:45:41」 「「と述べた」と書くか「と批判した」「と酷評した」と書くかでイメージはかなり違うので、新華網の記事はかなり批判的に偏向してると思います。まあ偏向といえば国内でもありますけどね(´・ω・`) / sasaq 2010-05-27 00:50:32」
▼Togetter - まとめ「宮崎口蹄疫に関する FOAの FAOJuan Lubroth氏見解の和訳とその関連」 http://togetter.com/li/23410
▽「元衆議院議員笹山登生先生が、毎日ディリーニュース http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/news/20100520p2g00m0dm037000c.html の英語を和訳してくれていたので、FAOの専門家派遣の話と一緒に簡単にまとめました。」
▽――なお、OIE、FAO の専門家が日本の防疫対応をチェックした場合、種牛6頭の避難の特例がすでにOIEの国際規約に違反しており、清浄国復帰にあたり問題視されるだろう、との指摘もある。
▼Sluggish Gov't response fuels spread of foot-and-mouth disease in Japan〔2010-05-24〕|English.news.cn〔新華網〕 http://news.xinhuanet.com/english2010/health/2010-05/24/c_13312492.htm
▽配信元の「新華網English.news.cn」は、新華社。中国国務院直属。
▼中国禁止从日輸入偶蹄動物及産品 防口蹄疫傳入〔2010年05月20日〕|新聞頻道|和訊网 http://news.hexun.com/2010-05-20/123752843.html
▽2010年4月30日の公布。早いか遅いか。
▼YouTube - 【口蹄疫】20100511 農水委員会 江藤拓(自民質疑1/5)【政権野党】
http://www.youtube.com/watch?v=3kj6qw71dtg
▼YouTube - 【口蹄疫】20100511 農水委員会 江藤拓・長島忠美(自民質疑3/5)【政権野党】 http://www.youtube.com/watch?v=OKvZKj8_Ma0
▼YouTube - 【口蹄疫】20100511 農水委員会 長島忠美(自民質疑4/5)【政権野党】 http://www.youtube.com/watch?v=frrD04U15gU
▽弁論術。政治的パフォーマンス。情緒とパフォーマンスを切除して観察すること。実際に「カメラに映っているもの」と発言の関係(とそれを素直に受け容れる人びと)。
▼口蹄疫のこと〔2010-05-25〕|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」 http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10543604093.html
▽「そもそもこういった定義が必要なのか?ワクチンを接種した健康な家畜であれば食用に供するべきではないか?流行を抑えるために一部の感染地域の農家や周辺産業にこのような仕打ちをするのが正しいのか?今一度考え直す時期に来ているのかもしれない。」「この〔口蹄疫〕汚染国・清浄国問題は牛肉・豚肉の輸出入問題、畜産農家保護問題にもつながる大きな問題である。つまりアルゼンチンやブラジルなどの非清浄国からの畜産物輸入を制限しているという事実がある。これはある意味利権の確保と国内産業の保護のためといえる。日本が非清浄国になってしまった今、これも見直されるかもしれない。そうなった場合既に黒毛和牛のA5などの脂身の多い肉に偏って、消費者の健康志向ニーズからも離れつつある日本の畜産業の死活問題にもなりえるのではないか。」 ――疫学的側面への言及に大きな疑問はあるが、口蹄疫清浄国の保護貿易特権についてストレートに語ってしまっている。
▼口蹄疫 <19>〔2010年05月17日〕|午後の雨やどり http://blog.goo.ne.jp/soraoayumu/e/6b5c78866455375e96d6df0884327e18
▽「2010年05月17日」「今回は〔2010年〕4月9日に「なんか様子がおかしい」と届け出があったのに、それを受けた家畜保健衛生所が10日ちかくも口蹄疫を疑わずに初動で失敗したと指摘されている。/ この「空白の10日」が、なぜ生じたのか。それは今後の検証を待たなければならないだろうが、平成16年にかくも事細かなマニュアルが決められていたのに、なぜその通りにことを運ばなかったのだろう。指針を読めば読むほど、この手順に従えばよかったのではないかと思うのである。/ では、なぜそれをしなかったのか。口蹄疫ではないだろうと、たかをくくっていたのか。あるいは、マニュアルを実行するだけの「能力」が現場になかったのか。あるいは…大きな力でも働いたか…とにかく「なぜ」という強い疑問を禁じ得ないのである。この10日余りの空白が、感染拡大を招いたとして県の責任が問われている部分である。」
▽――家保で何が行われているかが検討から洩れている。また、現代医学の限界への想像力。一歩踏み誤れば殆い。(2000年口蹄疫の事例と比較すれば、「空白の10日」「初動の失敗」なる評価は再検討できる。)
▽発想と調査手法には好感。信頼できる思考。
▼Togetter - まとめ「口蹄疫:殺処分後の埋設地確保についての国の役割 法的面からの考察 by 黒葛原 歩 弁護士 ( @ATsZRA )」 http://togetter.com/li/20429
▼口蹄疫の報道は不十分なのか?〔2010-05-12〕|趣味のWebデザイン http://deztec.jp/design/10/05/12_news.html
▼【口蹄疫】「マニュアルは机上の空論」大阪府立大向本准教授〔2010.5.28〕|MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100528/dst1005282318005-n1.htm
▽「2010.5.28 23:15」「家畜の伝染病・口蹄(こうてい)疫問題で、大阪府立大の向本雅郁准教授(獣医学)は28日、産経新聞の取材に、平成16年に農林水産省が作成した口蹄疫マニュアル(防疫指針)は「机上の空論だった」として改訂すべきだと提言した。府立大は近畿地方で唯一獣医学科を持ち、この地域で口蹄疫が発生した場合、主力研究機関となる。主な一問一答は次の通り。」
▽「−−感染をどうみているか/ 「口蹄疫はこういうものだと予想されたこと。家畜の病気では、死亡率は低いので軽いというイメージがあるが、伝播(でんぱ)力が非常に強く、恐ろしい病気だ」」 「−−なぜこれだけ広がったと思うか/ 「口蹄疫は牛の病気だと思いがちだが、豚に感染したのが大きかった。豚は牛よりも100倍から2千倍のウイルスを体内につくり放出する。豚の感染力が高いというのは、教科書レベルで書いてある基本的なことだ」」 「−−防疫体制をしっかりしていても防げなかった/ 「ウイルスの媒体が、ハエやアブなどの昆虫となると、牛舎の構造上の問題がある。鳥インフルの場合は、防虫ネットを張っていたが、牛舎を完全に封鎖するのは現実的ではなかったのだろう」」 「−−空気感染の可能性は/ 「空気感染だったらもっと一気に、同心円状に広がる。今回は、割と順番に南下している。媒体の可能性としては、野生動物か昆虫が大きいのでは」」
▽「−−このウイルスの特徴は/ 「伝播力がインフルエンザよりも強く、ノロウイルスに近い。長時間滞留し、消毒に強いこと」」 「−−本当に人に感染しないのか/ 「だいぶ昔に牛を世話をしている人がかかったという説はあるが、現在、人に感染するという科学的な根拠はまったくない。うつらないので、食べても問題はないということになる」」 「−−治らないのか/ 「ほうっておけば治る。抗生物質はきかないので、栄養物質を与えるなどすれば1、2週間で治る。ただ、肉質は回復しないので、商品価値はなくなる」」 「−−特効薬はないのか/ 「ない。そういう薬ができたとしても、元を絶たない限りには、ほかに被害が及ぶ。治療薬ができても、防疫上意味がない」」 「−−防疫マニュアルをどうみているか/ 「机上の空論だった。マニュアル自体が、体験からつくられたものではない。マニュアルで対応できなかったのが、感染が拡大した原因の一つ」」 「−−具体的な改善点は/ 「マニュアル上、口蹄疫ウイルスの判定は動物衛生研究所(茨城県つくば市)でしかできないことになっている。それでは遅い。診断は迅速にすべきで、都道府県レベルの家畜保健衛生所に判定権限を下ろすべきだ」」 「−−ほかには/ 「早く殺処分して埋却ということになるが、今回の大規模な処分はマニュアル上も想定されず、埋却地が足らないという問題が起きた。感染しているのに、殺される順番待ちをしている状態を改善しなくてはいけない。マニュアルは当然書き直されるべきだと思う」」