ilyaのノート

いつかどこかでだれかのために。

MAGMA来日公演、2009年5月予定

▽マグマ、来日決定、か。東北K氏より急報あり。実現すれば2005年以来、4回目の来日公演。
▽MAGMAオフィシャルサイトの公演リスト。2009年5月26日〜30日付で TOKYO (Japon)、OSAKA (Japon) の文字あり。
5月26日(火)、クリスチャン・ヴァンデSolo Show(ヴァンデのソロ公演?)、東京(会場不明)。5月27日(水)28日(木)、MAGMA、東京O-East5月30日(金)、MAGMA、大阪Big Cat。

▼MAGMA - CHRISTIAN VANDER - STELLA VANDER - SEVENTH RECORDS
http://www.seventhrecords.com/
▼SEVENTH RECORDS|Magma Web Press Book|Goodies|Actus/News
http://robert.guillerault.free.fr/magma/news/83.htm

▽クリスチャン・ヴァンデChristian Vander、1948年、フランスVal-de-Marne県生れ。御大60歳を越えてのエレクトリックMAGMA Live in Japan。老人とは信じがたいあの異様なテンションと体力は、まだ健在なのだろうか。

▽御大のドラムについて。
▼日仏ドラム対決|2005年7月 - Seffer / Cahen来日記念特集
http://blog.goo.ne.jp/poseidonpro/m/200507
「ところが、彼らの答は言えば、「彼〔吉田達也〕とクリスチャン〔・ヴァンデ〕のプレイスタイルは全然違うよ。」というものだった。「いやいや確かにヨシダがクリスチャンに影響を受けているのは分かるよ。でも、ヨシダはすごくきっちり叩くだろ。クリスチャンはもっとアバウトに叩くんだ。まぁ、ヨシダのはロックで、クリスチャンはジャズということかな。」」
「クリスチャンは〔「ドラム・マガジン」誌のインタビューで〕「私は常に3拍でリズムを取っている。2拍子系のロックの曲をやるときも、表面的には2拍で取っているように見えるかも知れないが、体の中では常に3拍でリズムを取っているんだ。2拍子系というのはとてもきっちりしていて自由がない。型にはまっている。対して、3拍系のリズムというのはより自由で、前にも後にもずらすことが出来るんだ。」と言っていた。」
「そういう話をヨシコ〔・セファー〕とフランソワ〔・カーン〕にすると、「まぁ、そういうことだけど、問題なのは、クリスチャンがわざと頭を叩かないってことなんだ。」と続ける。「クリスチャンが3拍でリズムをとっているというのはそうだろう。彼は彼できっちりリズムキープしている。ところがわざと1拍目の頭を打たない。微妙に半拍だけ前や後にずらすんだ。だからベーシストは彼とやるのをとても嫌がるんだよ。」」
「特にドラムはいわばオーケストラの指揮者のような存在なのだ。/ そこでドラムが頭の拍を打たないとどうなるか。メンバーのそれぞれが空白の1拍目を頭の中で取らなければならない、とういことになる。しかもそれぞれがバラバラに取っていたのではバンドは成り立たない。で、ずれが生じた場合、それを上手く誤魔化すことがベースに要求される、というのは決して珍しい話ではない。ベースというのはドラムと他の楽器を繋げるという役目を担わされることが多いのだ。」
「そういえばMAGMAの現在のベーシストのフィリップ(僕とほぼ同い年で、クリスチャンからみると若い世代のミュージシャン)が「MAGMAに参加したての頃は何が何だか分からなくてすごい大変だった。」と言っていたのを思い出す。クリスチャンはドラマーなのだけれど、「歌ってしまう」人だ。それが彼の長所なのだけれど、MAGMAというグループでクリスチャンの「歌う」ドラムを支えているのが、ベースのフィリップとピアノのエマニュエルなのだ。  (黒木朋興)」
▽ヨシコ・セファーYochk'o Seffer(Jeff Seffer)、フランソワ・カーンFrançois Cahenともに初期MAGMA組。のち、ZAOを結成。